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わあ!巨大サツマイモ~田口さん産業まつり出品へ

サッカーやラグビーのボール状の〝巨大サツマイモ〟が、和歌山県かつらぎ町丁ノ町の農業・田口順啓(たぐち・よしひろ)さん(41)栽培の畑で収穫され、「なんとでっかい!」と住民を驚かせている。田口さんは11月15日(土)午前10時、かつらぎ公園グラウンドで開幕する「かつらぎ町産業まつり」に、この巨大サツマイモを出品し、「皆さんに見ていただきたい」と言っている。
この巨大サツマイモは「なると金時」という品種で、普通は1つの重さ600グラム程度だが、今回、収穫したのは直径約22センチのサッカーボール形(重さ4・2キロ)と、長さ約38センチ、直径約15センチのラグビーボール形(3・7キロ)の2つ。田口さんは、「この夏は日照不足で、サツマイモも不作に違いない」と考えていただけに、そのジャンボぶりに仰天した。
田口さんは、今年6月中旬、もともと梅畑だった耕作放棄地(約1000平方メートル)を借りて、サツマイモの蔓(つる)を植栽。無農薬、無堆肥で育て、10月28日にスコップと素手で、コンテナ11杯分を収穫した。
掘り起こしの途中、いきなりスコップが動かないほどの、巨大サツマイモに出くわし、サッカーボール形は、掘り出すのに1分程度だったものの、ラグビーボール形の方は10分以上もかかり、一苦労だったという。
「かつらぎ町産業まつり」は11月15、16両日開かれるので、田口さんは初日に巨大サツマイモを出品。誰かに買い取られない限り、誰でも見物できることになっている。
田口さんは脱サラ農家。夫婦と子供の5人家族だが、農業が好きな田口さんは、約2年前、会社をやめて就農。今は畑地約1万3000平方メートルを借りて、柿や梅を栽培。すでに軌道に乗せている。
田口さんは「農業は高齢化、後継者難であり、この私が一番若くて、皆さんから〝がんばってくれ〟と励まされます。この巨大サツマイモも、私に〝がんばれ〟と激励してくれているようで」と、にっこり笑っていた。
写真(上、下)は2つの巨大サツマイモを披露する田口さん。写真(中)はサッカーやラグビーボール形のジャンボサツマイモ。


更新日:2014年11月1日 土曜日 00:00

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