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子供たち〝地域の一員〟を宣誓~ナチュラルブレイク

秋晴れに恵まれた和歌山県橋本市御幸辻の杉村公園・頂上広場で、10月26日、第23回「橋本市ふる里よいとこ探しナチュラルブレイク」が開かれた。この中で、第1回「2分の1の成人式~ぼくもわたしも地域の一員」や「森の中の音楽会」などが朗らかに催され、大勢の市民が自然の中で、深まりゆく秋を満喫した。
午前の「森の中の音楽会」では、同市城山台の武川孝夫(たけがわ・たかお)さんが、自ら制作した角笛(つのぶえ)や葦笛(あしぶえ)、竹笛などを使って、童謡や昭和歌謡、祭囃子などを巧みに演奏。合唱集団「おとだま」のメンバー約10人は、自分たちの子供を含む約20人の子供たちと一緒に「ようかい しりとり」などを仲良く合唱して人々の心を潤した。
午後の式典では、実行委員会の倉田太郎(くらた・たろう)委員長や平木哲朗(ひらき・てつろう)市長、石橋英和(いしばし・ひでかず)市議会議長らが挨拶。「2分の1の成人式」では、城山、紀見、境原の3小学校の4年生(10歳)児童68人が参加。橋本市の小林俊治(こばやし・しゅんじ)教育長が「きみたちの成長の秘訣は、きちんと挨拶すること、掃除をすることです」と強調。児童たちは「地域の一員です」「地域と共に学びます」「地域の中で育ちます」と〝10歳の誓い〟の言葉を述べた。
辻脇昌義(つじわき・まさよし)さんのギター伴奏で、地元の保育・幼稚園児ら約30人が「ハッピーソング」を熱唱して先輩児童を祝った後、3小学校の代表児童が「安心笑顔で勉強にスポーツに励みます」「地域に役立つ人間になりたい」などと抱負を発表。先輩の紀見東中学校の生徒会役員が「自分で自分を愛せる人になってください」と、お祝いのメッセージを発表すると、市民からも大きな拍手が送られていた。
さらに、城山小の児童が「紀の国やっちょん」を披露、紀見小児童は「きいちゃんダンス」を踊り、境原小児童(境原和太鼓クラブ)は「和太鼓」を演奏した後、全員で紀の国わかやま国体のテーマソング「明日へと」を合唱して締めくくった。
このほか「ビオトープ&植物観察ツアー」「野鳥観察ツアー」「琴とギター演奏」「10秒缶ピラミッドゲーム」「紙すき体験」「竹とんぼ作り」など、さまざまな催しが展開され、会場には、たこ焼き、アユの塩焼き、清涼飲料販売の模擬店も林立。家族連れや仲良しグループなどで大賑わいだった。
写真(上)は子供たちと一緒に「ようかい しりとり」などを歌う合唱集団「おとだま」のメンバー。写真(中)は辻脇さんのギター伴奏で歌う保育・幼稚園児たち。写真(下)は和太鼓演奏する境原小児童たち(境原和太鼓クラブ)。


更新日:2014年10月27日 月曜日 00:00

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