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陶器やパッチワーク…56作家が出展~手作り市大盛況

近畿一円の陶芸家や木工芸家たちの作品を展示即売する第11回「紀の川手作り市」が、和歌山県橋本市北馬場の和歌山県立橋本体育館・第2駐車場で開かれた。主催した陶芸家・山田富美子(やまだ・ふみこ)さんは「天候に恵まれ、大勢の方々のお陰で、大盛況になりました」と、謝辞を述べていた。

今回は過去最高の46ブースで、プロ・アマ含めて56作家が自慢の作品を出展。パッチワーク作家の中尾伊都子(なかお・いつこ)さんは、バッグやポーチ、ヘアー飾りなど、丹精込めた作品の数々を並べ、「素敵と褒めていただくと、とてもうれしいし、さらに買ってくれた時は、もう、最高にうれしいです」とにっこり。ファンは次々、作品を手にとっていた。

陶芸家の北森義人(かたもり・よしと)さんは、独自作の陶器製スピーカーから音楽を流し、壺や灰皿、コーヒーカップなど陶器のほか、長椅子やヒバ入浴剤など木工品も出品。「ヒバのいい香りがしますよ」と、紐に吊るしたサイコロ形のヒバを披露すると、人々が興味深そうに鼻を近づけていた。

自然農法家の「根っこ農園」の辻本悠二(つじもと・ゆうじ)さんは、無農薬で牛糞、鶏糞を使わず、米ぬかや油かすで栽培した、ナスやキュウリ、サツマイモなどの野菜を展示。とくに健康志向のお女性たちが、次々と立ち寄り、買い求める姿が見られた。辻本さんは、同市山田の楽農市場や紀の川市の農レンジャーなどでも販売。「安全安心でおいしい」と好評を博している。

山田さんは看護師だが、陶芸家でもあり、平成16年(2004)秋から、この「紀の川手作り市」を開催。「今回は、とくに大勢の作家さんが、さまざまな作品を出展され、ご来場の皆さんには、たくさんお買い求めていただきました。これからも頑張ります」と、手作り市の成功を喜んでいた。

写真(上)は、ジャズが流れる陶器製スピーカーなど北森さんの陶芸、木工作品。写真(中)は魅力あふれる中尾さんのパッチワーク作品の数々。写真写真(下)は、安全安心でおいしい辻本さんの無農薬栽培の旬の野菜。


更新日:2014年9月26日 金曜日 00:00

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