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玉川峡の大自然を保全~上西進さんに林野庁長官賞

和歌山県橋本市、高野町、九度山町の3市町を流れる玉川(紀伊丹生川)流域の自然環境の整備・保全に尽力したとして〝やどり地域振興協会〟理事長・上西進(うえにし・すすむ)さん(76)(同市隅田町中下)に林野庁長官賞(感謝状)が贈られることに決まり、和歌山県が2月12日、発表した。上西さんは「生まれ育った玉川峡の自然と歴史を大切に思い、それを守り続けていているだけですが、今回の受賞をバネに一層がんばりたい」と語った。
上西さんは橋本市宿の「橋本市やどり青少年旅行村」=現・市設民営の温泉宿泊施設「やどり温泉いやしの湯」=付近の玉川峡出身。これまで玉川漁業協同組合長、やどり地域相談員などを歴任。温泉施設の運営にかかわるとともに、周辺の緑化・清掃活動を推進してきた。
とくに紀伊丹生川ダム建設計画(すでに中止)の中で、近隣の森林所有者をとりまとめ、約20ヘクタールの未整備森林の整備に着手し、クヌギ、カシ、ケヤキ、モミジなど1100本の広葉樹を植林するなど早期育成に貢献。平成24年の〝やどり温泉いやしの湯〟オープンの頃には、周辺の山々を自ら点検・踏破。ハイキング5コースをまとめ、橋本市の協力で詳細マップを作成。自ら名勝〝玉川四十八石〟やハイキング道を案内、森林の名前や特色などの説明に努めている。
林野庁は、その功績を高く評価し、6月1日、新潟県で開かれる第65回全国植樹祭で、上西さんに林野庁長官賞を授与することにした。今年度の同賞受賞者は全国で7人、和歌山県では1人。
上西さんは「私は古里・玉川峡が大好き。高野山系の山々や、その山麓の玉川峡に出かけ、人々が歩きやすいように、草刈りしたり、石ころを取り除いたり。この素晴らしい自然の宝庫、私の古里へ、一人でも多くの人々に来ていただきたいのです」と話した。
写真(上)は玉川峡の〝五光の滝〟周辺で草刈りする上西さん。写真(中)は玉川峡の〝豆街道〟を歩く上西さん。
写真(下)は玉川峡をルーツとする零余子(むかご=山芋)を披露する上西さん。

更新日:2014年2月13日 木曜日 00:17

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