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桃太郎や羽子板~ちりめん細工魅了~岡さん個展

ちりめん細工の作家・岡加代子さん(53)=和歌山県かつらぎ町広口=の「ちりめん細工 野の花 作品展」が、同県橋本市高野口町名倉288の橋本市IT地域交流センター「裁ち寄り処(たちよりどころ)」で開かれている。岡さんは「ちりめん細工は江戸初期からの伝統芸術です。ぜひ、ご覧ください」と言っている。20日(日)まで。入場無料。
ちりめん細工は、古布(こふ)のちりめん(縮緬)をベース素材とし、その模様を随所で切り抜いて、綿を包んだり、貼り合わせたりして、思い思いの造形に仕上げる。
岡さんは祖母の針仕事を見て育ち、子どもの頃から、古布を切り貼りするのが好きだった。また、日本の着物の模様や、皿などの骨董品も大好きで、独学でちりめん細工を習得したうえ、骨董品とちりめん細工のコラボ作品など、オリジナルな作品づくりにも挑戦し、独自の境地を切り開いている。約15年前からは〝ちりめん細工教室〟を開講し、今では約40人の弟子たちの技術指導に当たっている。
「野の花作品展」では15セットを展示。例えば、古木の板に桃太郎とサル、犬、キジなどの造形を貼り付けたり、皿の絵の鯉(こい)にまたがったちりめん細工の金太郎が、鯉幟(こいのぼり)を揚げたりしているコラボ作品を出品。
また、鳳凰や松竹梅、鯛(たい)をあしらった羽子板、黒ちりめんの台紙に市松人形の押絵、柿の葉ずしや海老(えび)、茶巾ずしなどを収めた重箱、姿の違う16個の椿をはめこんだ屏風など、どれを見ても、優雅な雰囲気が漂う。
会場では、この日から「ちりめん細工 体験教室」も開かれ、受講にきた女性たちが、岡さんから来年の干支(えと)「午の額(うまのがく)」作りを真剣な表情で教わっていた。
岡さんに約5年間師事している大阪府岸和田市の橋元和恵さん(66)は「岡先生の作風は誠に素晴らしく、その展示会場は、一つの宇宙を形作っています」と言い、友人の紀の川市の辻久子さん(73)も「ちりめん細工は、作品づくりだけでなく、鑑賞眼をみがくことも、大切かと思います」と説明。「作品は自宅に飾ったり、友人知人にプレゼントしたり。とくに干支が喜ばれます」と話した。
この「野の花 作品展」は、岡さんの後、弟子たちの作品展も続き、10月22日(火)~27日(日)は滝本美也子さん、10月29日(火)~11月3日(日)は楠本佳子さん、11月5日(火)~10日(日)は森下美代子さんの作品が展示される。
一方、「ちりめん細工 体験教室」は10月23日(水)、30日(水)、11月6日(水)の午後1時~同3時に開催。定員10人で、講習料は2500円(材料費込み)。場所はJR和歌山線「高野口駅」の駅前通り南約250メートル。国道24号線・名倉交差点の北約200メートル。
問い合わせは「裁ち寄り処」(営業は午前9時~午後5時、月曜定休)=電話0736・44・1401。
写真(上)は岡さんの作品が並んだ「ちりめん細工 野の花作品展」。写真(中)はちりめん細工「桃太郎」の作品。写真(下)はちりめん細工「羽子板」の作品。

更新日:2013年10月16日 水曜日 23:27

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