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元世界王座・小野さん指導~橋本ラージボール卓球

和歌山県橋本市の橋本市ラージボール卓球協会(田地川洋会長)の会員たちは、毎月1回、同市北馬場の県立橋本体育館で、卓球(硬式)の元世界チャンピオン・小野誠治さん(57)から、気合のこもった個別実技講習を受け、素晴らしい卓球人生を送っている。9月30日、講習に訪れた小野さんは、「ラージボール卓球とは、戦績よりも前に、卓球する楽しみと、健康づくりが大切です」と強調した。
小野さんは愛媛県西予市出身で、近畿大学を卒業。超速球の「カミソリスマッシュ」と、切れ味の鋭い「フォアファンドドライブ」の達人として、その名がとどろき、1979年の世界卓球選手権ピョンヤン大会で優勝した。
全日本卓球選手権や同社会人選手権では、優勝多数を重ね、1990年代には日本卓球リーグで、前人未踏の100勝を達成した。現在はヤマト卓球株式会社(大阪市浪速区難波中3丁目6番3号)の販売促進課長を務めている。
この日、小野さんは午後1時から個別実技講習を開始。同体育館サブアリーナで、普段の練習中の約40人の中から、男女15人が指導を受けた。
小野さんはラケットから剛速球や変化球を送りながら、「もっと球をよく見て」と気合を入れたり、「さぁ打つ!」「もっと打つ!」と檄を飛ばしたり。会員たちは、相手の放った球がどこに来るのか、来た瞬間、どう打ち返すのか、それに反応できる態勢とは…などについて学んだ。
橋本市ラージボール卓球協会は、全国ラージボール卓球選手権シングルス、ダブルスで各2回の優勝を飾った現・名誉会長の児嶋淳さん(75)が、平成12年(2000)に設立した。「ラージボールは硬式卓球ボールよりも大きく、スピードが弱いので、高齢者スポーツに最適」と考えたからだ。当初6人だった会員は、今は約40人にのぼっている。
その児嶋さんは会長当時の約5年前、「会員たちに本格的なラージボール卓球を…」と、ヤマト卓球株式会社に懇願したところ、同社役員が快諾し、以来、世界的な名選手・小野さんが毎月1回(月曜日)、県立橋本体育館を訪れ、会員に厳しくもやさしく、個別指導を続けているという。
小野さんは「卓球も攻守が大切ですが、皆さんはどうしても攻撃に走りがち。どちらかというと、守りの大切さを教えています。それに、ラージボール卓球は、先ず楽しむこと、次に会員同士が仲良くすること、そして健康をいただくことです。成績はその先にあるのですね」と話した。
サブアリーナの18台の卓球台で、ラージボールの軽快な音が飛び交う中、児嶋さんは「元世界チャンピオンが来てくれるので、皆さん、活気に満ち溢れています。いまや全国優勝を狙える女性選手も育っています。橋本にこのような協会をつくってよかったと思います」と、明るく笑っていた。
写真(上)は女性会員にラージボール卓球を個別指導する小野さん=左。写真(中)は会員たちを鍛える卓球の元世界チャンピオン・小野さん。写真(下)は練習に励む橋本市ラージボール卓球協会の会員たち。

更新日:2013年10月1日 火曜日 00:37

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