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ラン、ラン、ランと見に来てね…富貴蘭・山野草展

紀北地方や近府県のラン愛好家でつくる紀北愛蘭(あいらん)会主催の第20回「富貴蘭(ふうきらん)・山野草(さんやそう)展」が、7月6日(土)7日(日)の両日、和歌山県橋本市高野口町向島1351の橋本市産業文化会館(旧アざレアホール)で開かれる。岩本憲一会長(66)は「会員が丹精込めて育てた富貴ランと山野草、ぜひ、ご覧ください」と、来場を呼び掛けている。入場無料。
展示されるのは、会員約20人が栽培した「高野の華」や「紅天狗」などの富貴ラン約200鉢と、「石斛(せっこく)」や「斑入り蒟蒻(こんにゃく)」などの山野草約100鉢の計約300鉢。
当日、審査員がランの出来栄えを厳選。知事賞や伊都振興局長賞、橋本市長賞などを決めて表彰。入賞作は〝特等席〟に展示・披露する。
出展する一人、同会会員の橋本市高野口町小田、喫茶店「さつき」経営・脇田泰光さん(73)は、店舗わきの温室で、多種多様の約200鉢の富貴ラン、山野草を栽培する大のラン愛好家。
そもそも25歳の頃、友人にもらった一本のサツキを鉢で栽培し、見事、ピンク色に開花した時の感激から、一時は約10000鉢も栽培。開花するたびに、一人眺めて、陶酔していた。
約20年前、その美意識と命あるものへの眼差しに感銘した岩本会長や、会員の竹鼻宣雄さん(65)らから、「ぜひ愛蘭会に」と勧められ入会。今はサツキ栽培は50鉢程度に減らし、楚々として美しい富貴ラン・山野草栽培に重点を移した。喫茶店「さつき」には、橋本市内に住む会員10人前後が常連客となり、楽しいランの話題に花を咲かせ、ラン栽培を競っているという。
ラン展の時間は、6日は午前10時〜午後5時、7日は午前9時から午後4時。富貴ラン(1000円〜10万円)山野草(500円〜5万円)の即売コーナーもある。
岩本会長は「江戸時代、盆栽(富貴ラン)が三度の飯より好きな日本人の美意識に、外国人が驚いたといわれます。今年は〝ラン日和〟よろしく、開花状況もいいので、楽しんでいただけると思います」と言っている。
なお、紀北愛蘭会は会員を募集中で、入会金は1000円、年会費は4000円。入会希望者は「富貴蘭・山野草展」の会場で申し込む。同展の問い合わせは橋本市産業文化会館(電話0736・42・5070)か岩本会長(電話090・7490・3303)へ。
写真(上)は紀北愛蘭会の(手前から)岩本会長、脇田さん、竹鼻さん。写真(中)は美しく開花した脇田さんの富貴らん。写真(下)は見事に咲かせた富貴ランを披露する脇田さん。


更新日:2013年6月24日 月曜日 15:18

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