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漢方薬〝トウキ〟湯もみ洗い~高野町富貴で最盛期

和歌山県高野町の富貴地区で、漢方薬の原料となる特産のトウキ(当帰)の根についた土を洗い落とす「湯もみ洗い」が最盛期を迎えている。
トウキは、セリによく似た葉を持つ多年草で、婦人科、産科の薬として用いられるという。
昔、中国で妻のもとに帰らなくなった夫がいたが婦人病だった妻が、薬草を飲んで治したところ、夫が家に戻った。夫が「当に帰った」というところから、「当帰」と名付けられたと伝えられている。
富貴地区は、一日の寒暖の差が大きく、トウキ栽培に適しており、現在8軒の農家が操業。下名迫勝実さんの作業場では、ドラム缶で70~80度の湯を沸かし、昨年秋に収穫したトウキの根を入れた桶(おけ)に湯を注ぎ、トウキ洗いにかけて土を洗い落としたうえ、手で揉み洗いする。
洗ったトウキが、ある程度溜まると、コンテナに移して、車で乾燥場のビニールハウスへ運び、そこに組まれた横木に掛けていく。作業は3月初めまで続き、乾燥させた根は、製薬会社に出荷される。
写真(上)は機械を使って土を洗い落とされたトウキ。写真(中)は湯もみ洗いに忙しい作業場。写真(下)は洗いをすませ横木に掛けられるトウキ=いずれも下名迫さんの作業場で。
(写真、記事はフォトライター北森久雄さん)

更新日:2013年3月1日 金曜日 17:39

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