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トーンチャイム演奏♪女性ら体験~「心身癒される」

「トーンチャイムで心も体もリフレッシュしましょう」と、和歌山県橋本市出身のソプラノ歌手・尾上利香さんは12月20日、同市城山台の紀見地区公民館で初の「トーンチャイムの体験~X‘masの曲を奏でてみよう」を開催した。体験した女性たちは「なんだか気分が爽快になった」と大喜びで、尾上さんは「健康で明るい生活が大切。不思議な楽器、トーンチャイムが市民の間で広まってほしい」と話した。
尾上さんは日本演奏連盟、日本音楽療法学会会員で、フリューゲル音楽研究所所長。橋本・伊都地方では「ムッテルリーベ(母の愛)」のメンバーらとともに、約15年前から、病院ロビーコンサートや、幼稚園、小学校、養護学校、野外(寺院・公園)などで、計1000回を超える演奏活動を繰り広げ、その中にトーンチャイムを取り入れてきた。
今回は、トーンチャイムの演奏や鳴らし方の講習会ではなく、あくまでも「市民にトーンチャイム演奏を体感してもらおう」という趣旨で実施。
先ず、テーブルにトーンチャイムを並べ、尾上さんが「ふるさと」などを演奏。その後、参加者がそれぞれ音の分担を決め、トーンチャイムを2本ずつ持って、尾上さんの指導で「ジングルベル」や「赤鼻のトナカイ」などを演奏。全員、10曲目を過ぎる頃には、かなりトーンチャイムに馴染んだ様子だった。
尾上さんは、参加した女性たちに、お茶を振る舞いながら、「トーンチャイムは〝療育楽器〟であり、耳からは癒しの音、持つ手からは癒しの振動が伝わり、脳が活性化、五感が生き生きと、よみがえります」と説明。女性たちは「たしかにトーンチャイムを鳴らすと、静かな世界にいるようで、気持ちがすっきりしました」と、うっとりした表情で感想を述べていた。
尾上さんは「素晴らしい治癒力を持った楽器です。脳外科のリハビリで使うと、まるで反応のなかった患者さんが、初めて涙ぐんだり、風邪や下痢の子供たちが元気になったり。ぜひ、トーンチャイムに興味を持ってください」と話した。
写真(上)は尾上さんの指導でトーンチャイムを演奏する女性たち。写真(中)はトーンチャイムにピアノ伴奏する尾上さん。
写真(下)はトーンチャイムの鳴らし方を教える尾上さん。


更新日:2012年12月20日 木曜日 18:34

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