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初冬〝老爺柿〟色づく~橋本・紀ノ川〝学びの森〟

和歌山県橋本市向副の紀ノ川河川敷にある「ふるさと学びの森」で、約30本の老爺柿(ろうやがき)の木々に、小さな柿の実が色づき、初冬の風情を見せている。
「ふるさと学びの森」は、県自然保護監視員で医師の田中治さん(86)が、国の認可を得て約15年前から、約350種類の木々を植栽。知り合いの元銀行員・山下紘一さんらが、下草刈りなど世話をしている。
老爺柿は、森の中央の道沿いに、約20本植栽したが、毎年、熟柿が落ちて発芽し、今では30本前後に繁殖している。とくに今冬は、寒さが厳しくなった11月中旬、ドングリのような形の、高さ約2センチの柿が、無数に実をつけ、つややかに色づいている。
また、森の入り口の銀杏(いちょう)や、中程にある百合の樹(ゆりのき)も美しく黄葉。紀ノ川の水音や野鳥のさえずりの中、はらはらと風に舞っている。
「ふるさと学びの森を楽しむ会」事務局長・山本良和さん(橋本市中央公民館長)は「老爺柿は竹のように繁殖力が強いので、庭に植えると大変。普通、盆栽で楽しまれているようです。学びの森では、無数の老爺柿を、手にとって見ることができるので、楽しいと思います」と言っている。
場所は南海高野線・紀ノ川鉄橋のすぐ東側。問い合わせは「ふるさと学びの森を楽しむ会」山本事務局長(電話0736・32・0034)。
写真(上)は見事に色づいた老爺柿。写真(中)は百合の樹などをバックに色づいた老爺柿の数々。写真(下)は森の道沿いに繁殖した老爺柿の木々=右側。


更新日:2012年11月24日 土曜日 10:13

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