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〝懐メロ合唱〟楽し~西辻さんアコーデオン伴奏

昭和時代の〝音楽喫茶〟のように、みんなで楽しく歌う和歌山県橋本市市脇の橋本地区公民館(大居満佐子館長)主催の「うたごえ広場」が、10月3日、同公民館で開かれた。
市内の福祉施設デイサービス利用者16人を含む40~70歳代の65人が参加、〝懐メロ〟を次々歌い上げ、秋のひとときを満喫した。
「うたごえ広場」は大居館長が企画し、JAA(アコーディオン協会)理事の西辻善則さん(和歌山県橋本市城山台)が、アコーディオンやピアノで伴奏。公民館の9テーブルには、〝懐メロ〟を満載した公民館の〝手作り歌詞〟を用意した。
最初に西辻さんのアコーディオン伴奏で、全員「青い山脈」を合唱、会場はたちまち和やかな雰囲気に包まれた。次に大居館長がリクエスト曲を問いかけると、次々、希望曲が飛び出し、「山のロザリア」「あざみの歌」「知床旅情」など、声高らかに歌い上げた。
途中、西辻さんはアコーディオンで「恋心」「愛の讃歌」、ピアノで「ショパンのワルツ」「ノクターン(夜想曲)」などを演奏し、おしゃれなフランスの空気を漂わせたり、「津軽海峡冬景色」「長崎の鐘」「芭蕉布」など馴染みの曲を披露したりすると、参加者らは、うっとりと聴き入っていた。
また、全員で「人生の並木路」を歌った後、大居館長が「西辻先生、この(古い)歌、しってます?」と質問、西辻さんが「知りません」と答え、大居館長も「私も知りません」と言うと、会場から爆笑が起きていた。
この「うたごえ広場」は、今年3回目。参加は無料で、公民館は、ありあわせのジュースやコーヒー、紅茶、お菓子をセルフで提供。ある老婦人は「昔の歌声喫茶と変わらない、みんな友人感覚で、とても楽しい気分を味わえました。次回も必ず参加したいです」と喜んでいた。
西辻さんは「音楽で昔の心に戻ると、活力が生まれ、とても健康的な効果をもたらします。きょうは皆さんのパワーを感じました。音楽で1つになれてよかった」と語り、大居館長は「これからも、一層楽しい〝うたごえ広場〟に盛り上げたい」と締めくくった。
西辻さんは、第3回なにわ全国シャンソンコンクール審査員、今年7月には2012仏巴里祭に出演するなど活躍。また、アコーディオンサークル「ベローズーフェロー(じゃばらなかま)」を主宰し、各地のイベントや福祉施設でのボランティア演奏を続け、美しいアコーディオンの音色で人々の心を癒している。
写真(上)は〝うたごえ広場〟でアコーディオン伴奏する西辻さんとリードする大居館長。写真(中)は西辻さんのアコーディオン伴奏に合わせて〝懐メロ〟を合唱する参加者。写真(下)は楽しい雰囲気に包まれた〝うたごえ広場〟の会場。


更新日:2012年10月3日 水曜日 15:19

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