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邦楽の伝承と奉仕〝和楽音〟に小さな親切実行章

邦楽の伝承活動と演奏奉仕に尽力したとして、公益社団法人「小さな親切」運動本部(本部・東京、田中義具代表)は、4月25日、和歌山県橋本市の邦楽グループ「和楽音」(辻本公平代表、5人)に「小さな親切」実行章を贈った。
実行章の贈呈式は、この日、橋本市市脇橋本商工会館で開かれた「古佐田老人クラブ」総会の席上で行われ、冒頭、池永恵司会長が、集まった約60人に「和楽音」の活動内容を報告した。
「和楽音」は〝風化〟しそうな日本固有の音楽を伝承しようと、1989年(平成元年)9月に発足。「和楽音定期演奏会」を毎年1回開く一方、各地のイベント、福祉施設での慰問演奏、大地震の被災地支援・チャリティーコンサートを開き、国際交流の祭典などでは、外国人に邦楽を披露。
また、文化庁の委嘱を受けて、紀ノ川筋の夏休みの小中学生に〝邦楽体験教室〟を開催。5年間で計約200人に、尺八や琴演奏を教えてきた。
池永会長が「私たちも和楽音の邦楽演奏を楽しませていただいた」と謝辞、功績説明のあと、木下善之市長が「この22年間の活動、本当にご苦労様でした。今後ともよろしくお願いします」と、実行章を伝達。辻本代表は「ありがとうございます。これを機会に一層、邦楽の伝承、普及に努めます」と述べた。
「和楽音」は、高齢者らが昼食の後、さっそく琴、尺八を演奏し、総会を和やかなものにした。
写真(上)は木下市長(右)から「小さな親切」実行章を受ける辻本代表(左から2人目)。写真(中)は「和楽音」の活動報告をする古佐田老人クラブの池永会長。写真(下)は福祉施設で邦楽の演奏奉仕をする「和楽音」メンバー。


更新日:2012年4月26日 木曜日 14:20

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