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柿やひね鶏のカレー評価…学校給食センター表彰

郷土の食材を使い、美味しい学校給食(カレーライス)をつくったとして、和歌山県橋本市紀見58の市立橋本学校給食センターが、農林水産省の「地産地消給食等メニューコンテスト」で、近畿農政局長賞を受賞した。上野康弘センター長は「当センターの栄養士や調理師が、創意工夫を重ねた献立で、高く評価されてうれしい」と喜んでいる。
橋本・伊都地方は全国屈指の柿の産地。また、橋本市の鶏卵生産は県内50%を占め、これに伴い〝ひね鶏〟が一番多い。同市杉尾では古代米(黒米)を有機栽培している。
橋本給食センターは、栄養士2人(県職員)と、株式会社お弁当の浜乃家の調理師ら約20人が、毎週月曜日~金曜日、旧橋本市(旧高野口町を除く)の、市立小学校11校の教職員と児童対象に、1日3100食分の給食をつくり、配送している。
今回、〝地産地消〟の功績が評価されたのは、柿とひね鶏、地元の野菜、古代米を食材につくった〝カレーライス〟の献立。同センターの栄養士らは、学校給食や集団給食施設で、すでに提供していた〝柿カレー〟に、細かく刻んでひね鶏を加え、地元の季節野菜や古代米などを使って、甘くまろやかで、コクのあるカレーライスを創作、11小学校の児童らに提供してきた。
ひね鶏は、噛めば噛むほど味が出ることから、児童たちが〝よく噛んで食べる〟という、健康に大切な経験ができた、と評価された。
上野センター長は「郷土・橋本には、このように最良の食材があり、栄養士や調理師の皆さんが、素晴らしい献立を考えてくれました。これからも郷土の食材を活用して、美味しく健康的な料理をつくります」と喜んでいる。
写真(上)は近畿農政局長賞と上野センター長。写真(中)は柿やひね鶏、古代米などを使った地産地消メニュー献立のカレーライス。
写真(下)は橋本給食センター。


更新日:2012年3月30日 金曜日 05:46

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