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春光まぶしき〝餅花〟作り~町家の人形めぐり

戦国武将・真田幸村ゆかりの和歌山県九度山町で、4月1日から5月5日まで開かれる「第4回 町家の人形めぐり」で販売する〝餅花(もちばな)〟作りが行われ、早春の明るさを感じさせている。
同町入郷の女性ボランティアグループ15人が、毎週夜2回、九度山町消防コミュニティーセンターに集まって制作している。
〝餅花〟は、赤、白、緑、紫の4色に着色した餅を、まん丸く小さくちぎり、長さ約65センチのクロチクの枝にくっつけ、さらに真田家の〝六文銭〟旗印入りの幟(のぼり)や、甲冑(かっちゅう)、雛人形の折り紙などを吊り下げる。
女性ボランティアらは、昔の糸巻きを同センターに持ち込み、立てた糸巻きの穴にクロチクの枝を差し込み、枝を巧みに回しながら、餅や幟などを取り付けていた。
〝餅花〟は、餅の色が4色あることから「幸せを呼ぶ飾りもの」として重宝される。女性ボランテイアらは、袋入り3本1セットで計300セットを制作する予定で、「町家の人形めぐり」の特設会場で販売することにしている。
代表の梅下修平さん(41)は「今年も〝町家の人形めぐり〟を楽しんでいただき、〝幸せを呼ぶ餅花〟をお買い求めください」と話している。
写真(上)は〝餅花〟を作る女性ボランティアの人たち。写真(中)は〝餅花〟制作風景のアップ。写真(下)は完成した〝餅花〟。写真はフォトライター・北森久雄さん撮影。


更新日:2012年3月9日 金曜日 21:40

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