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玉川峡〝やどり温泉〟太鼓演奏でオープン祝う

和歌山県橋本市北宿(きたやどり)5の玉川峡に新築完成した温泉宿泊施設「やどり温泉いやしの湯」(市設民営)で、3月2日、行政、運営会社、市議会、地元恋野区の役員らが集まって、オープニングセレモニーが行われた。
木下善之市長が「ここは橋本駅から車で約30分の距離にあり、ホタルや紅葉など、四季折々の自然を満喫できます。温泉はなかなか湯冷めせず、肌をすべすべにします。館内の食堂ではアユやアマゴ、松茸やイノシシなど山川の恵みを味わえます。橋本観光の起爆剤となるように、行政もバックアップしたいと思います」と挨拶。
同施設を運営する指定管理者のケービックス株式会社の角田正己大阪支社長も「地元の皆さまと協力して、お客さまに喜んでいただけるよう頑張りたい」と誓った。
井上勝彦市議会議長の挨拶や来賓紹介、祝電披露に続いて、同県かつらぎ町の太鼓グループ「紀州ムラスベ」が力強いバチさばきを披露すると、玉川峡(紀伊丹生川)に太鼓がとどろきわたり、集まった約100人の人たちを魅了。木下市長、井上議長、角田大阪支社長の3人がテープカットして、オープンを祝った。この後、地元はもちろん県内外から大勢の観光客が詰めかけ、施設は初日から大賑わいとなった。
同施設は、鉄筋コンクリート2階建てで、本館は大食堂、調理室、休憩所、会議・研修室と、大浴場(男女各12人収容)、露天風呂(男女各4人)。このほかコテージ4棟(うち温泉付き2棟。ユニットバス付き2棟。宿泊定員各5人)がある
この温泉施設は、1972年に新設された市設民営「やどり青少年旅行村・宿り温泉」が老朽化し、温泉の湧出量も減少したので、橋本市が新温泉を掘削し、旧施設を取り壊し、新施設に建て替えた。この温泉の泉質はナトリウム塩化物温泉。よくぬくもり、神経痛や筋肉痛、慢性消化器病、慢性皮膚病などに効能があるという。
営業時間は「温浴施設」が午前10時~午後9時半(最終入場は午後8時半)。「宿泊施設」のチェックインは午後2時、チェックアウトは午前11時。休館日は毎月第3木曜日(ただし、設備保守点検や緊急修繕などにより臨時休館する場合がある)。
入湯料金は大人(中学生以上)600円、小人(3歳以上、小学生以下)300円=税込み。
宿泊料金は、通常「白糸」「五光」(温泉付き)が2人まで1万500円、3人1万3600円、4人1万6700円、5人1万9800円、「丹生」「紅葉」が2人まで9500円、3人1万2600円、4人1万5700円、5人1万8800円。
夏季(7月1日~8月31日)休前日(日曜日や祝日の前日)は、「白糸」「五光」(温泉付き)が2人まで1万1550円、3人1万4650円、4人1万7750円、5人2万850円。「丹生」「紅葉」が2人まで1万550円、3人1万3650円、4人1万6750円、5人1万9850円。(ただし12歳以上は別途1人当たり150円の入湯税が必要)。
予約・問い合わせは「やどり温泉いやしの湯」(0736・32・8000)。
写真(上)は太鼓演奏で祝う「紀州ムラスベ」のメンバー。写真(中)はテープカットする木下市長(左)ら。写真(下)は完成した「やどり温泉いやしの湯」


更新日:2012年3月2日 金曜日 21:31

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