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「根来寺の春」や「雪椿」…紀川会展ずらり43点

和歌山県橋本・伊都地方の絵画愛好家による「紀川(きせん)会展」が、2月24日、橋本市東家の橋本市教育文化会館4階で始まった。26日まで。入場無料。
出展されているのは、会員24人の日本画・洋画作品計43点。中山敏和さんの「根来寺の春」は、春らんまんの桜の向こうに、しっとり落ちついた多宝塔が見える。面矢元子さんの「レモンの集い」は、並んだ三つのレモンの縁(ふち)がぼやけていて、レモンの香が漂ってくる。
森川妙子さんの「また ここで」は、山ヤギと野鳥のいる森が描かれ、奥行きのある道がひっそりとしている。南口みどりさんの「雪椿」は、葉に降り積もる雪と、深紅の椿二輪が、鮮やかに語りかけてくる。
いずれも、30号以下の小品ばかりで、しかも、山海の風景、四季の花、静物など、ほのぼのとした作品がそろっている。訪れた人たちは「ゆったりと鑑賞できました」「どの絵も、部屋に飾ると、きっと素敵…」などと、楽しそうに評していた。
時間は25日午前9時~午後5時、26日は午前9時~午後4時。
紀川会展は、第1回「11月展」として始まり、途中「3月展」「4月展」などと名を替え、一昨年から「紀川展」と改称している。
写真(上)は中山敏和さんの「根来寺の春」写真(中)は面矢元子さんの「レモンの集い」。写真(下)は南口みどりさんの「雪椿」。写真


更新日:2012年2月24日 金曜日 20:34

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