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橋本の秋祭り(上)~東家で地車〝やり回し〟

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橋本市民会館前の通りで勇壮に〝やり回し〟する地車若衆たち
    橋本市民会館前の通りで勇壮に〝やり回し〟する地車若衆たち
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橋本市民会館前の通りで勇壮に〝やり回し〟する地車若衆たち
    橋本市民会館前を勇壮に練り歩く橋本の地車
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橋本市民会館j前の通りで勇壮に〝やり回し〟を見せる地車若衆たち
    橋本市民会館j前の通りで勇壮に〝やり回し〟を見せる地車若衆たち

紀州の東玄関の〝だんじりのまち〟和歌山県橋本市の秋祭りは、10月8日(土)に宵宮、9日(日)に本宮が行われる。
宮入り場所は、市脇の相賀(おうが)大神社、胡麻生(ごもう)の相賀八幡神社、御幸辻の牛頭神社、柱本の葛城神社。隅田町の隅田八幡神社である。
この企画記事「橋本の秋祭り」(上)では、綱で曳行(えいこう)する地車(だんじり)、「橋本の秋祭り」(下)では、担ぎ屋台(だんじり)について、2回に分けて紹介する。
先ず、橋本の地車の中で、とくに話題性のあるのは、東家の〝天保の地車〟で、これは1840年(天保11)6月、全国に知られた〝だんじりの本場〟大阪府岸和田市中町で新調された。彫刻は〝浪速彫刻〟の名門・花岡源助らが施し、正面の「素戔鳴尊(すさのおのみこと)の大蛇退治」や、車板の「鷲(わし)と猿」など、迫力満点で、最高傑作と言われている。
この地車は岸和田市中町や、大阪府貝塚市清児、和泉市芦辺で曳行された後、1959年に橋本市東家区が購入して秋祭りに曳行。90年の「大阪国際花の博覧会」や、94年の「和歌山リゾート博」に出展され、地車ファンに愛されてきた。
〝地車文化〟を誇る岸和田市の市長が、「地車を古里に…」と、昔、買い戻しに来たこともがあるが、結局、売買交渉は成立しないまま、今日まで曳き続けられている。
また、これに「勝るとも劣らない」と、橋本っ子が自慢するのは、市脇の〝堺型・地車〟だ。幕末・明治初期の大阪・堺の彫り師・西岡弥三郎が制作した傑作で、地車は「源頼朝の富士の巻き狩り」や、獅子噛み、鳳凰、青龍などで飾られている。地車全体が彫刻といってもいいほど、彫刻に覆われ、大太鼓は、地車下の観音開きの扉を開けて、載せている。
もともと、堺市の方違神社の祭りで、曳行されていたが、1896年に起きた殺傷事件の余波で、曳行禁止となった。その後、この地車は突然〝蒸発〟するが、気がつけば橋本市市脇で、曳行されていたというエピソードがある。おそらく地車が解体され、大八車か何かで、ひそかに市脇に運ばれ、再度、組み立てられて、引き継がれてきたらしい。
地元では、立派な地車なので、「これ以上、曳き続けて、壊してはならない」と、2004年から相賀大神社で永久保存。今は、貝塚市で曳行されていた〝淡路彫り〟の地車を購入して交代し、引き継いでいる。
さらに、全国でも珍しいのは、屋形舟の形をした橋本の〝舟楽車(ふなだんじり)〟である。どことも地車が勇壮を競う中、ゆったりと胡弓(こきゅう)などを演奏しながら、陸を航行するすがたは、日本の古き良き時代の、秋の情緒を感じさせる。
祭り本番では、楽車の舳先(へさき)で鉦(かね)、船尾で胡弓、屋台内で三味線、小太鼓役が乗り込んで演奏し、「まだまだ、さっさい」という独特の囃子を入れながら、のんびりと曳行される。
このほか、古佐田、小原田、原田、妻、胡麻生、北馬場、紀見、橋谷、御幸辻の各区に1台ずつ地車があり、宵宮、本宮の両日、それぞれ宮単位で、地域を練り歩く。
一番の呼び物、今年の「地車パレード」は、8日午後1時~同6時、東家の橋本市民会館前の通りで実施される。東詰のT字型の通り(旧国保橋本市民病院の跡地付近)では、次々と〝やり回し〟が披露される。パレードに参加するのは、12地区12台のうち、御幸辻1台を除く11台で、最も多く地車が集合するのは、午後3時~5時ごろになりそう。
御幸辻の地車は、牛頭神社の周辺で曳行される。相賀大神社にある〝堺型・地車〟は、本宮の当日、境内に展示披露される予定。
「地車パレード」は、もともと東家、市脇、古佐田、小原田、橋本の5地区が参加していたが、今は秋祭りが段々活発になり、11地区が参入している。
これまで「地車パレード」は、JR南海橋本駅前で行われてきた。しかし、昨年は同駅のバリアフリー化工事のため、橋本市民会館前に場所を変更。今年も同駅前を予定していたが、今度は台風12号で紀ノ川鉄橋に異状が生じ、代行運転のバスが駅前に停車しているため、再度、市民会館前で行うことになったという。
橋本だんじり協議会の嶋謙次会長は「橋本では子供も、若者も、お年寄りも、みんな秋祭りに熱い思いを持っています。とくに、多くの地車が集合し、威勢よくパフォーマンスを繰り広げる〝やり回し〟は、迫力があるので、ぜひ見物にきてください」と言っている。
(次回は「橋本の秋祭り」(下)~隅田八幡の〝担ぎ屋台〟を掲載)


更新日:2011年10月3日 月曜日 00:06

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