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白石選手「F1」登竜門へ…日本人の底力見せる

    コックピットにて
    コックピットにて
    コックピットにて
    トレーニング中の白石選手
    カテゴリーピラミッド
    カテゴリーピラミッド

「F1」出場&世界1を目指す日本人レーサー白石勇樹選手(22)=和歌山県橋本市神野々=が、9月28、29両日にスペイン・ヘレスサーキットで行われる「GP2」オフィシャルテストに参加することが決まった。「GP2」は、「F1」の1つ下のクラスだが、「F1」への登竜門であり、白石選手は「日本人の底力を見せる」とファイト満々だ。
白石選手は、中国で開かれている「アジアンフォーミュラールノー」(AFR)という大会に参戦。8月20日、21日、中国上海でのシリーズ第7戦で3位、第8戦では2位。第7戦までは、シリーズポイントリーダーだったが、残念ながら2位とランキングを落とした。しかし、白石選手は「今回の敗因はマシーンの性能にあり、今後この問題点を解決すれば、トップを取れる」と力強く話した。
 白石選手の「GP2」オフィシャルテスト参加は、この前向きな性格と、ドライビングテクニックが評価された。現在、参戦中のアジアンフォーミュラールノーからでは、2階級の〝飛び級〟で、過去このクラスには、「F1」で活躍中の小林可夢偉(こばやしかむい)選手らがいて、まさにF1への登竜門をくぐることになる。
このオフィシャルテストで、いい結果を出せれば、11月にアラブ首長国連邦で開催される「F1」のサポートレース(前座)に参戦できる。そうすれば、白石選手が〝F1レーサー〟になる次のステップ、ヨーロッパでレース展開をする目標が、現実のものとなる可能性が高まる。
今回のオフィシャルテストに向けて、白石選手に課せられた課題は容易ではない。GP2は、いま参戦しているクラスより、走行時間は3倍、体に受ける遠心力(横G)は倍以上とハードだ。また、中国のように漢字文化はなく、筆談も出来ないので、語学力が必要となる。
このため、体力面では、特にカーブで首に強烈な圧力がかかるため、約10キロもある特製ヘルメットで首の筋力トレーニング。顎が無くなるほど首周りが太くなっている。
語学力は、愛用のipone(アイフォン)と、プロゴルファーの石川遼(いしかわ りょう)選手でお馴染みの、スピードラーニングで、ヒヤリング力を強化しているという。
白石選手は「先月、近畿地方を襲った台風12号による大被害、東日本大震災の大被害と、心の痛くなることが一杯です。私が頑張ることで、苦難を乗り越える日本人の底力を、世界にアピールしたい。それが、私を応援してくださる方々への、恩返しと思っています」と、熱い胸のうちを語った。
(山田和則記者-ボランティア)

更新日:2011年9月25日 日曜日 00:15

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