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乳房型絵馬の奉納続く~小説「紀ノ川」慈尊院

    慈尊院に奉納された乳房型絵馬
    慈尊院に奉納された乳房型絵馬
    慈尊院に奉納された乳房型絵馬
    慈尊院に置いている絵馬に手作り布製乳房型をとりつけたものもある
    乳房型絵馬について紹介する看板
    乳房型絵馬について紹介する看板

有吉佐和子さんの小説「紀ノ川」や、その映画「紀ノ川」の舞台となった和歌山県九度山町の女人高野別格本山「慈尊院」(安念清邦住職)で、物語の1シーンとなった安産祈願などの「乳房型絵馬」の奉納が絶えない。安念住職は「私も毎朝、拝殿で祈願成就をお祈りしています」と言っている。
乳房型絵馬は、布で米をくるんだで作った直径約15センチのもので、本堂(国重要文化財)の前に常時、約30対が掛けられている。それぞれ手作りの絵馬に「奉納 祈安産成就 南無弥勒慈尊」と書き、布製の乳房型をつけて奉納されている。また、隣には乳房を描いた絵馬そのものの沢山掛けられている。
同院によると、乳房型絵馬の奉納は、民間信仰として伝えられてきたもので、記録はないが、かなり昔、、誰かが「安産」を祈って始め、口伝えに続いてきたらしい。1959年に和歌山市出身の有吉佐和子さんが、明治の女性「花」の生きざまを描いた小説「紀ノ川」を雑誌に連載。その後、映画化され、主人公・花(司葉子さん)が、祖母と一緒に、慈尊院に乳房型絵馬を奉納するシーンが放映されると、全国から大勢の女性の絵馬奉納が相次いだ。最近では、自分で裁縫をする女性も少なくなっているが、乳房型絵馬の奉納は、今も衰えず、続いているという。
安念住職は「絵馬には、安産だけでなく、子宝に恵まれ、あるいは乳がん、子宮がんなどの予防、完治など、広く女性の願いが込められていて、とても大切です」と話した。

更新日:2011年5月29日 日曜日 18:07

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