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夫亡き後も夫婦愛しみじみ、森川さんの絵が魅了

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夫を偲ぶ絵と森川さん(左)と、陽央ちゃんを抱く良子さん
    夫を偲ぶ絵と森川さん(左)と、陽央ちゃんを抱く良子さん
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夫を偲ぶ絵と森川さん(左)と、陽央ちゃんを抱く良子さん
    森川さんの夫婦愛がにじみ出た絵「いくつもの」
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森川さん夫婦がスイス旅行先で見た「時計台」を描いた絵
    森川さん夫婦がスイス旅行先で見た「時計台」を描いた絵

夫の亡き後も夫婦愛の存在がにじみ出た絵画――。和歌山県橋本市城山台3丁目の洋画家・森川妙子さんが、3年前に病没した夫・山治(さんじ)さんを偲(しの)んで描いたパステル画「いくつもの」(8号)が、22日から同市東家の橋本市教育文化会館4階で始まった第35回「紀川(きせん)会展」に出展したところ、「素晴らしい夫婦愛がにじみ出ている」と、訪れる人たちの心を打っている。
森川さんは、洋画家で橋本市文化協会長の面矢元子さんに師事。常に大作に挑み、全関西展や県展で奨励賞、新世紀展で受賞するなど、めきめき実力を伸ばしていた。ところが、2008年6月、NHK和歌山放送局の橋本・伊都地方担当として、カメラを担ぎ、報道に携わっていた山治さんが、肺がんのため65歳で病没。その4ヵ月前には、16年間、座敷で飼っていた愛犬・ムックも亡くしていた。以来、森川さんは、絵筆を執る気力を完全に失い、自宅にこもるなど、悲しい日々を送っていた。アルバイトの仕事をして、気をまぎらわそうともした。
最近は、面矢さんや友人らの励ましで、だんだんと元気を回復。やっと絵筆をとる心境になり、今回、「いくつもの」という題で、自宅1階にある「寝室」の心象風景を描いた。絵の中心にベッドを置き、部屋の壁の額には、夫婦の写真。ベッドの脇には山治さんの姿や、愛犬・ムックの顔が、やや抽象的に描かれている。山治さんの顔のあたりには、アマゴのはねる姿もある。絵の中の写真の絵は、山治さんが亡くなる2ヵ月前、高野山で手をつないで撮ったもの。アマゴは、森川さんが意識して描いたものではないが、渓流釣りの大好きだった山治さんの友人らが、山治さんの顔のあたりに、「アマゴが見える」というのだ。また、夫婦でスイス旅行に行った際のスケッチを、改めてパステル画に描き起こした「時計台」(サムホール)も出品している。
この日、森川さんが来場者に挨拶しているところへ、長女の末吉良子さんと孫娘・陽央(ひお)ちゃんが訪れ、良子さんは「お母さんは、今も、これからも、お父さんの事ばかりです」と明るく笑い、陽央ちゃんを抱きしめる。森川さんは「そんな」とてれながらも、「夫はいつかかならず、私のところへ、復活すると信じています」と、しっかり話した。
山治さんを知っている人たちは「高野山や橋本の話題を精力的に取材し、茶の間に届けてくれた」「釣れたばかりのアマゴを一緒にいただいた」と、在りし日をしのんでいた。
紀川会展は、第1回「11月展」として始まり、途中「3月展」「4月展」などと名を替え、昨年から紀川展に改称した。同展は日本画・洋画の愛好家27人の30号以下の計37点を展示している。
一方、この日、第13回「橋本市美術家協会展」も同会館4階で開幕した。橋本市在住の美術関係者の総合展で、絵画、書、写真、いけばな、工芸の各作品が出展されている。いずれも24日(日)までで、時間は午前9時~午後5時(最終日は午後4時)。入場無料。


更新日:2011年4月22日 金曜日 18:58

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