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ひまわりの咲く街づくり、中村さんに〝ビッグ賞〟

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ボランティア・スピリット賞を受賞した中村ゆうさん
    ボランティア・スピリット賞を受賞した中村ゆうさん
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ボランティア・スピリット賞を受賞した中村ゆうさん
    中村さんが受賞したボランティア・スピリット賞の賞状とメダル
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中村さんが栽培したひまわりの種入り袋
    中村さんが栽培したひまわりの種入り袋

《橋本市のボランティア「ひまわりの咲く街」代表・中村さんが、世界的な「ボランティア・スピリット賞」を受賞。「東日本大震災の被災地へひまわりの種を届けたい」と準備へ》
「ひまわりで人々に笑顔を…」と、ひまわり畑をつくる珍しいボランティアグループ、和歌山県橋本市御幸辻の「ひまわりの咲く街」代表で、県立橋本高校2年生の中村ゆうさん(17)が、日本の多くのボランティアの中から、第14回「ボランティア・スピリット賞」を受賞し、5月上旬に米・ワシントンで開かれる表彰式に出席する。中村さんは「今は、東日本大震災で、皆さんが悲しい思いをしています。ひまわりの花で、少しでも笑顔を取り戻してもらえたら」と、橋本市の広大な休耕地を借り、今夏、ひまわりを栽培、無数の種を袋詰めにして、被災地に届ける方針だ。
中村さんが、ひまわりを初めて栽培したのは、2008年4月のこと。知り合いの橋本市隅田町のおじいちゃんが病死した後、ひとり残されたおばあちゃんが、元気を失い、悲しい表情になった。そこで、おじいちゃんが生前、耕作していた約1000平方メートルの畑に、ひまわりの種をまき、その夏、一面ひまわりを咲かせた。すると、おばあちゃんはすっかり陽気になり、元気な笑顔を取り戻した。その後、おばあちゃんは、都会に住む息子たちに、幸せそうな表情で引き取られていった。
中村さんは、「ひまわりは幸せの黄色い花なんだ」と大好きになり、秋には、そのひまわりから無数の種を採取。翌年には、奈良県五條市で借りた休耕地約2000平方メートルに種をまいて、ふたたび見事なひまわりを咲かせ、人々を感動させた。一方、採取した種は、袋詰めにしたうえ、「元気の種(ひまわり)の育て方 時期は4月~6月 少し土を耕して 指で穴を開けて 種を1個ずつ軽く押し込み 優しく土をかぶせ 毎日水と一緒に愛をかけて すくすく育てましょう」と書いた紙片をいれて、多くの人たちに配布。希望者には、どんどん進呈した。そうすると、まちのあちこちで、ひまわりが咲き競い、育てた人も、見ている人も、みんなニコニコ顔。中村さんが配るひまわりの種は、人々から「幸せの種」と呼ばれるようになった。
今年は橋本市高野口町大野のエコパーク「紀望の里」周辺の休耕地約7000平方メートルを借り受け、ボランティア仲間とひまわりを栽培。秋には無数の種を、橋本・伊都地方での配布分はもちろん、東日本方面用も袋詰めにし、いつでも栽培できるよう準備するという。今回、関西ブロックで受賞が決まり、全国大会の会場で知り合った東海・北陸ブロックの受賞者も、「ぜひ、咲かせたい」というので、13袋を送った。愛知県内の高校3年生なので、愛知で「ひまわり咲かそ運動」が広まりそうだ。また、橋本市のボランティア仲間の30代の男性が、間もなく、岩手県へ被災者救済のボランティアに旅立つ。今のところ被災地でどういう働きをするのか分からないし、当面、人の健康や日常生活にかかわる仕事をするだろうが、中村さんは「時期が来たら、ひまわりは、きっと人々を笑顔にする」と信じ、ひまわりの種を届ける日を待っている。
「ボランティア・スピリット賞」とは、米国最大級の金融サービス機関・プルデンシャル・ファイナンシャルが1995年から米国で実施している青少年向けボランティア支援プログラム。趣旨は、受賞したボランティアを表彰式&フォーラムで「称(たた)える」、他の人々の活躍ぶりがわかるよう「交流する」、活動内容を社会に知らせる「発信する」こと。すでにアメリカ以外に日本、韓国、台湾、アイルランドでも実施され、国際的なプログラムに発展している。
中村さんは母・五月さん(50)が経営するJR南海・橋本駅前の料理茶屋「師湶庵(しせんあん)」で、五月さんとともに取材に応じ、「このボランティアは、決して大きなものではありませんが、今ではたくさんの人々を笑顔にする活動へとつながりました。自分自身も成長できたし、今後もがんばりたいと」と誓い、五月さんも「その調子で」と笑顔で支援していた。「ひまわりの咲く街」ボランティア参加希望者は、中村さん(電話0736・33・5585)へ。


更新日:2011年4月16日 土曜日 19:42

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